みなさん、こんにちは!お元気でお過ごしでしょうか?
キャンパスはすっかり(南関東の)冬景色です。
さて、本日は12月8.9日に実施されました「食品衛生学・微生物学実験」~食品衛生化学実験編~の様子をお伝えいたします。
この実験では、食品分析で重要な前処理や、様々な機器を用いた分析を体験します。
また、得られたデータの適切な解析方法を学び、食品成分を正確に定性(物質の成分、種類を決める)、定量(測定対象の濃度、含量を決める)する能力を身につけます。
午前中はカロテノイドの分析を行いました。ここでは、市販野菜飲料🍹からカロテノイドを抽出したのち、分光光度計による測定から各カロテノイドを定量し、表示値と比較します。
まずは分析試料の調製です。TLC(薄層クロマトグラフィー)や、HPLC (高速液体クロマトグラフィー)分析にも欠かせない前処理になります。
果汁を秤量し、ピロガロールを混ぜた後に有機溶媒(アセトン・ヘキサン混合溶液)で抽出します。
溶液を「セル」と呼ばれる測定用の容器に入れ、測定する波長の数値を変化させながら、分光光度計で計測していきます。
計測された吸光度から、カロテノイドの含有量を求めました。