2020年10月19日月曜日

食品衛生学・微生物学実験 ~「食品衛生微生物学」編 ~

みなさん、こんにちは!

本日は10/13.14に行われました、2年次開講科目である食品衛生学・微生物学実験食品衛生微生物学編をご紹介いたします♪

今回の実験では、食品中の微生物の基本的な測定方法を習得することを目的として、衛生状態や腐敗の有無の目安になる一般生菌数を、混釈平板培養という手法で検出し計測します。

玉ねぎやバナナといった野菜や果物の他に、蒸しパンやベジマイトなど、学生さんそれぞれが、測定したい食材をサンプルとして持参しました。

普段からよく目にして、摂取している食材には、どれ位の量の微生物がいるのでしょう?!


サンプルを細かくカットして、生理食塩水希釈水と共に滅菌された袋に入れたのち、ストマッカーという粉砕装置にかけて均質化(ホモジナイズ)します。この工程を行うことで、細菌が抽出されやすくなります。



さて、問題です。この画像は何を粉砕したものでしょうか?


正解は、卵焼き🥚とのことでした。
焼いてきたのでしょうか? はたまた市販のものでしょうか?!( *´艸`)


袋の中から採取した懸濁液と、生理食塩水希釈水をミキサーで攪拌させます。

微生物はとても数が多いので、数えやすくなるように段階的に10倍ずつ希釈していき、培地も加えます。
この後、24時間の培養をおこなうと、サンプルの中の微生物が集落(コロニー)を形成し、目に見えるようになります。

しっかり( ..)φメモメモ

インキュベーター(培養器)を37度に設定し、24時間培養します。


また明日✋

◇◇◇◇◇

DAY2
学生のみなさま、先生方、二日間連続のスクーリングおつかれさまです(__)

本日は、コロニーカウンターで培養後のサンプル中のコロニー数を計測し、計算で微生物の数を算出します。

コロニーが形成されているか、どんな状態か、まずは観察。


根気よく地道にカウントします('◇') 
測る人、記録を取る人、チームワークですね!

CFU (Colony Forming Unit) とは「コロニーをつくる能力を持った細胞の数量」とのこと。(・_・フムフム 

さて、気になる結果の一例です。

玉ねぎ:3300個/g
鶏肉:2万5千個/g
ネギ:163万個/g
卵焼き:8250個/g
蒸しパン:9.5個

ネギぶっちぎりトップですね😏
ご自宅でカットしてきたサンプルとのことですが、先生曰く驚くべき数値ではないそうです☺

ちなみに、鶏肉は生で、卵焼きは3日前のもの、蒸しパンは袋から開けたばかりのものです。

レポートもがんばってください(^_-)-☆


以上、3回シリーズの内の「食品衛生微生物学」編でした。
※今年度は、新型コロナウイルスの影響で、例年とは異なる内容になっております。

食品微生物学」編 ・「食品衛生化学」編もおたのしみに!





先週金曜日に美しい秋空を見かけ一枚📸✨
雨をもたらす巻積雲だったのでしょうか。多分にもれず、翌日は冷たい☔になりました。

週末は2日間に渡って総合型選抜入試が行われました。受験された学生さん、携わった教職員のみなさま、本当におつかれさまでした!


◇◇学科事務室◇◇

2020年10月6日火曜日

基礎物理化学スクーリング

みなさん、こんにちは! 

本日は1年生を対象に、必修科目である「基礎物理化学」のスクーリングが本館3Fの中講堂で行われました。


座席表を確認して着席。(次回から席は自由です。)希望者114名の参加でした。

中講堂前からの眺めです。天気の良い日は丹沢がとても美しいです。🏔✨


 
夏のスクーリングに参加できなかった学生さんを対象に、配布物などの説明などがあった後、いよいよ初の対面授業です。これから4年間一緒に学ぶ仲間ですね(^^♪

本日の講義は「基本的な物理化学量と物質の状態」がテーマで、基本的な単位や換算、また関数電卓の使い方などを学びました。

来週からは「基礎有機化学②」のスクーリングもはじまりますね。参加される方は、場所が1号館の4階141講義室になりますので、お間違いのないように☺

何か分からないこと、不安なことがありましたら、遠慮なく事務室brs.fbb-info@nihon-u.ac.jpまでお問い合わせくださいね!


キャンパスの木々も彩づいてきました🍂
寒暖の差が大きい時期ですので、体調管理に気を付けましょう!


◇◇学科事務室◇◇

2020年10月5日月曜日

大畑素子専任講師が解説「お~いお茶 ほうじ茶」におけるメイラード反応

こんにちは!秋の訪れを感じさせるキンモクセイがどこからともなく薫ってくる、とても心地の良い季節になりましたね。

旬の美味しい食材がたくさん出回る、実りの秋の到来でもあります🍁

みなさんは、どんな秋の味覚がお好きですか?

今回は美味しい食事に欠かせないお茶🍵の話題と、嬉しいお知らせです。


食品生命学科 食品栄養学研究室の大畑素子専任講師が、ご自身の研究分野でもあるメイラード反応について解説されている記事がWeb版レタスクラブに掲載されました♪    


   ☝☝CLICK!☝☝
リニューアルされた1番茶100%使用 「お~いお茶 ほうじ茶


一番茶にたっぷり含まれるアミノ酸が、焙煎によるメイラード反応によってより多くの香気成分を生成し、美味しさにつながるんですね(*'▽')


これからは科学的要素も意識して、お茶をいただいてみたいと思いました。 ^^)_旦~



いつも溌剌として笑顔が素敵な大畑素子先生、益々のご活躍をお祈りいたします!

大畑先生のBlogです🌹

https://www.motoko-aromalab.com/


◇◇◇◇◇

更に掲載記事では、当学科の非常勤講師であり料理研究家の麻生怜菜先生が、「お~いお茶 ほうじ茶」のお料理への取り入れ方について述べられています。

ちなみに麻生先生は、1年次の選択科目である「食文化史」、2年次の選択科目である「おいしさの科学」を担当されています。

麻生先生がご考案されたレシピも、いろいろ掲載されていますよ!


ほうじ茶をつかったご当地ご飯のレシピ(リンクの下の方にご注目!)

                                                             

どれも本当~に美味しそうですね(*^^*)


ほうじ茶をだし汁替わりにつかうなんて、目から鱗です🤩 減塩やダイエットにも効果があるそうで、ぜひ試してみたいと思いました。

麻生先生、和服が本当によくお似合いになりますね✧✧👘更なるご活躍を心よりお祈り申し上げます!


◇◇学科事務室◇◇

2020年10月1日木曜日

食品等に係る資格試験補助のご案内

こんにちは!
本日は当学科の学生の皆さんに、食品等に係る資格試験補助のご案内です。

FT会(食品生命学科校友会)では、就職活動支援の一環として、資格試験の合格者に対し受験料の補助を行っています。

ご希望の方は、申請書をポータルサイトよりダウンロードしご記入の上、合格証のコピーを添えて、学科事務室(12号館5階)までご提出ください。


尚、今年度の申請期限は、令和 2 年 11 月 30 日(月)となりますので、ご注意ください。

※ 申請できるのは 4 年間で 1 試験のみで、その受験料を全額補助(フードアナリストを除く)いたします。講習料、登録料などは含みません。

※ お金は後日(12月以降)の受け渡しとなります。準備ができ次第、ご連絡いたします。


◆補助対象とする資格試験◆

・食生活アドバイザー 2 級・3 級
・フードコーディネーター3 級
・フードアナリスト 3 級・4 級
       ※学内開催のため 3,000 円の補助となります。
・バイオ技術者認定試験 中級・上級
・食品表示検定「食の目利き検定」初級・中級
・品質管理検定 3 級・4 級
・化学工学技士 基礎
・食品安全検定 初級・中級・上級
・その他、FT 会または食品生命学科が認めた資格試験


目標をもって勉強に取り組むことは、自信につながったり、更に上を目指す意欲励みになりますね✧✧

秋の夜長🎑を、資格取得のために費やすのも良いかもしれません(^_-)。
ぜひ、ご活用ください♪



◇◇学科事務室◇◇