皆さんこんにちは!
近頃はひんやりと澄んだ空気が感じられる季節になりましたね🍁
さて今回は、夏休み中に3年生を対象に実施された「基礎食品製造実習Ⅲ(研究・発酵)」についてご紹介します♪
「基礎食品製造実習Ⅲ」では、食品の機能性研究や分析研究等を学ぶ食品科学研究分野と、発酵食品の製造分野の二つに分かれて実習を行います。
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まずは、「研究」分野の実習の様子をご紹介します。
この実習では、食品の健康維持・増進効果とのかかわりについて学び、食品栄養・機能の観点から食品を幅広く考えることを目的としています。
研究機関への訪問やセミナーを通して先端研究について知見を深めることができるため、大学院進学や研究職を目指す学生さんにもおすすめの実習です♪
公益財団法人 実験動物中央研究所への訪問
現地では、動物実験に関する講義や、研究所内の見学を行いました。
大学院生・教員・卒業生(研究職)による講義
食品生命学科の大学院生や教員による研究紹介を行いました。
また、現在企業研究や商品企画担当として勤務している卒業生からは、在学時代の話~仕事のことについて講演していただきました。
実習報告会
参加学生によるプレゼン発表を行いました。
実習を通して学んだことや、今後卒業研究などを行う際に事前に準備しておきたいことなど、一人一人が真摯に発表に取り組んでいました。
そのほか、写真にはありませんが、国立研究開発法人 農業・食品産業技術総合研究機構 食品部門の方によるオンラインセミナー等も行いました。
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続いて、「発酵」分野の実習の様子をご紹介します!
この実習では、農産物等を原料とした発酵食品を製造することで、製造原理や安全管理について理解を深めることを目的としています。
味噌の製造
浸漬・煮沸をしたすりつぶす前の大豆です。ふっくらつやつや!
マッシャーを用いてすりつぶします。
麹と塩を加え、空気が入らないように保存容器へ入れ熟成させます。
麹菌が死んでしまわないよう大豆の温度に気を付けます。
味噌中の塩分量・イソフラボン含量の測定
以前実習で製造した味噌、今回製造した味噌を用いてHPLC分析にて成分の測定を行います。
測定結果を整理して検量線を作成。味噌に含まれるイソフラボン量が算出できます。
食品製造実習は、ただ製造しておしまいではありません。
成分分析や異なる条件での比較検討等を行うことで、加工食品についてより理解を深めることができます(^^♪
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以上、基礎食品製造実習Ⅲ(研究・発酵)のご紹介でした✨
皆さん風邪をひかないよう気を付けてお過ごしくださいね!
◇◇学科事務室◇◇