2021年3月8日月曜日

基礎食品製造実習Ⅱ(小麦)

みなさん、こんにちは!

本日は2年生を対象に実施されました「基礎食品製造実習Ⅱ(小麦)」の様子をご紹介いたします。
この実習では、身近な小麦製品であるパン類の製造原理を体験し、専門科目への興味・関心を高めることを目的としています。

初日は「㐧一パン」でおなじみ、第一屋製パン株式会社より講師の方をお招きして、小麦や製パンの歴史に始まり、世界各国におけるパン事情や、最新の製造技術などについて学びました。


小麦の種類、酵母の違いや油脂の量・発酵の仕方などにより、パンと言っても本当にいろいろな種類があり面白いですね!

学生にとって、業界の第一線で活躍される企業の方のお話を伺うことができる、たいへん貴重な場になったと思います。ありがとうございました!

おいしさにまごころこめて 㐧一パン ☜ CLICK!!!



二日目は、前日の午後に計量した材料を使って、ストレート法・中種法の2種類の製法により、食パンと菓子パン(餡、クリーム、ソーセージ)の製造法を学びました🍞。

共通実験室内のホイロ(発酵)機能付きオーブン♪

材料をミキシング中
しっかり発酵してますね^^
なかなかのお点前です📱

きれい!
 

35gずつ丸めて2次発酵へ

並行して作業を行うのは大変そうです...

こちら包餡の様子
餡はつぶ餡



なかなかクリエイティブです☠👼



卵液を塗ってオーブンへ
おいしそうですね🥰


 
     売り物と遜色なし♪

事務室にも、お裾分けをいただきました(人''▽`)☆
ふっわふわ❥







第一屋製パンの皆さん、本年度も充実した実習を提供していただき誠にありがとうございました!

 

 


最終日は、班ごとにグループワークです!

お題は「パンの新商品を開発する!」で、付箋を分類してアイディアを纏めていきます。

KJ法という、ブレーンストーミングなどによって得られた発想を整序して問題解決に結びつけていくための方法で、就職選考でも実施されているそうです。





溢れる熱い想いを、付箋にぶつけます !

 


将来、商品開発の分野で活躍される方もいらっしゃるかもしれません(^^♪

みなさん、おつかれさまでした!


◇◇学科事務室◇◇

2021年3月1日月曜日

基礎食品製造実習Ⅱ(大豆)

みなさん、こんにちは!お元気でお過ごしでしょうか?!

本日は2年生の希望者を対象に4日間にわたって実施されました、基礎食品製造実習Ⅱ(大豆)の様子をお伝えいたします。

今回の実習では、各班で設定した条件(大豆の品種・浸漬時間・納豆菌の量・発酵温度)を基に納豆を製造した後、品質試験官能検査などを用い科学的に分析します。

安心安全の国産大豆

まずは選定して割れ・欠けを省いて粒を揃えます。大豆は、とよまさり(大粒)・すずまる(小粒)・黒千石(黒大豆)など。

 
一日水に漬けた大豆を、圧力鍋で蒸煮します。浸漬する水量は豆の1倍、2.3倍、4倍です。

ふっくら😃

枯草菌の一種である納豆菌(学術名Bacillus subtilis var.natto) を、109cfu、104cfuと量を変えて植菌した後、インキュベーターへ。
(庫内温度は4℃・20℃・40℃・70℃に設定)
 
容器の正式名称は、PSP角容器というそうです🧐

24時間発酵させた納豆がこちら↓↓↓実験室中に発酵した香りが漂います。
40度で発酵させた"標準タイプ"は、しっかり糸を引いています(^^)

一方、それ以外のものに糸引きはありません。
食べて味わいを確かめてみたかった~という声もちらほら☆彡 (今年度は試食なし)
 

糸引きや臭いの強さと、諸条件との相関関係も気になるところです。
フリー素材です...

最終日は培地表面にできたコロニー数から生菌数を測定したり、
 

電気泳動でγーポリグルタミン酸を検出して、分子量を測定しました。 
 
電気を流すとマイナスからプラスに流れ、泳動距離が長いもの程分子量が小さくなります。
アガロースゲルに染色液を添加することで、はっきりと目視可能に✨

最後に、班ごとにプレゼンをおこないました。🎤👏👏


今回の実習を経て、更に詳しく納豆の事を知りたい、研究してみたいと思われた方も多かったのではないでしょうか。身近な食材も、掘り下げていくと本当に奥が深いですね。

現在店舗やウェブサイトで販売される納豆の種類は、なんと3千超!
各メーカーから様々な研究・実験を経て、流通に至っているのでしょうね。
パケ買いしたくなるような商品も(*'▽')

"Japanese Superfood Natto"として、YouTube等でもworldwideに紹介されています。
斬新だけど案外おいしい食べ方を発見できるかも知れません🤭
薬味やちょい足しにもいろいろありますよね。

腸内環境を整え、健康・美容にも有用でよいこと尽くしの納豆。
みなさんも、ぜひ日々の食生活に取り入れてみてくださいね!🍚🥢

◇◇学科事務室◇◇

2020年12月23日水曜日

食品衛生学・微生物学実験 ~食品衛生化学実験編~

みなさん、こんにちは!お元気でお過ごしでしょうか?

キャンパスはすっかり(南関東の)冬景色です。

 

さて、本日は12月8.9日に実施されました「食品衛生学・微生物学実験」~食品衛生化学実験編の様子をお伝えいたします。

この実験では、食品分析で重要な前処理や、様々な機器を用いたを体験します。

また、得られたデータの適切な解析方法を学び、食品成分を正確に定性(物質の成分、種類を決める)、定量(測定対象の濃度、含量を決める)する能力を身につけます。

午前中はカロテノイドの分析を行いました。ここでは、市販野菜飲料🍹からカロテノイドを抽出したのち、分光光度計による測定から各カロテノイドを定量し、表示値と比較します。



まずは分析試料の調製です。TLC薄層クロマトグラフィー)や、HPLC (高速液体クロマトグラフィー)分析にも欠かせない前処理になります。

果汁を秤量し、ピロガロールを混ぜた後に有機溶媒(アセトン・ヘキサン混合溶液)で抽出します。

 

上澄みをガラスフィルターに移し、吸引ろ過します。アセトン・ヘキサン混合溶液が着色しなくなるまで、同じ工程を何度も繰り返します。沈殿物はビーカーに残ります。


メスフラスコに取り、アセトン・ヘキサン溶液でメスアップ(定容)し、よく振り混ぜまぜます。

 

溶液を「セル」と呼ばれる測定用の容器に入れ、測定する波長の数値を変化させながら、分光光度計で計測していきます。


計測された吸光度から、カロテノイドの含有量を求めました。

果たして、商品の表示値に近い結果は得られたでしょうか?!



今回の実験では、時間の制約もあり分光光度計による分析のみを行いましたが、例年は超高速液体クロマトグラフィーUHPLC)を使った分析も行っています。
UHPLCではカロテノイド類を10分以内で分析できるなど、HPLCと比べて短時間で結果が得られる優れモノです🤩


◇◇◇

午後は、トランス脂肪酸の分析です今回は、5種類の溶液(ラウリン酸,ミリスチン酸,パルミチン酸,オレイン酸,エライジン酸)をモデル試料として用いて、機器分析で使用する試験溶液の調製方法を体験しました。



こちらの実験では、まず水流アスピレーターを使って、量りとったモデル試料を減圧濃縮します。

その後、10%硫酸-メタノール溶液を加え、誘導体化メチルメステル化)を行います。

誘導体化を終えた試料溶液にヘキサンを加え、液液抽出液液分配)を繰り返し行い、最後に硫酸ナトリウムを加えて脱水します。

最後にヘキサンで定容すれば試験溶液の完成です。




今回は、試験溶液の作製のみを行いましたが、例年は作製した試験溶液についてGCおよびGC-MSを用いて分析を行い、各種脂肪酸の定性、定量を行っています。

手前がGC-MS、奥がGC

いろいろな種類の装置があって、とても興味深いですね(*'▽')
分析をもっと深く学んでみたい!という学生さんは、ゼミ選択時に「食品分析学研究室」を検討してみてくださいね😉

◇◇◇

いずれの研究室でも、連日学生さんたちが卒論に向けて頑張っており👨👩、
先生方も授業や研究室でのご指導、その他諸々大変忙しそうです。
次年度配属も決定し、3年生の皆さんは待ち遠しいことでしょう!

2020年も、残すところあとわずかとなりました。

まずは健康ありきですので、皆さんくれぐれもお身体大切になさってくださいね。

元気に(Stay At Homeで)年末年始を過ごしましょう!

今年も当学科blogをお読みいただき、ありがとうございました!


◇◇学科事務室◇◇