2022年7月19日火曜日

❇実験紹介❇食品生物化学・工学実験

みなさん、こんにちは。

連日ムシッとした日が続いてますが、バテてないですか?!

久々の更新となりましたが、今回は3年次必修の『食品生物化学・工学実験』の様子をお届けしたいと思います☺

◆◆生物化学分野◆◆

◇動物細胞を用いた機能性評価◇

私たちの健康維持に必要な免疫細胞の一種であるマクロファージの細胞機能の変化を調べました。

画像はクリーンベンチ内で無菌状態にして、動物細胞(マクロファージ様細胞株J774.1)を乳酸菌とともに培養をおこなっているところです。


増殖した細胞を顕微鏡で観察し、血球計算盤を用いて計数しました。

ちなみに『はたらく細胞』では、かわいらしい姿に擬人化されて抗原と戦ったり、死んだ細胞や細菌を片付けたりしていますが、これはマクロファージが食作用をおこなっているところですね^^
(教育・医療機関向けのフリー素材)
◇酵素免疫測定法(ELISA法)によるサイトカインの定量◇
活性化したマクロファージが分泌するサイトカインの量をELISA法により定量し、細胞培養時の乳酸菌の添加の有無によりどのように変化するかを調べました。
大切な前処理である試薬の調整中
ELISA法は微量なタンパク質を検出する方法のひとつで、アレルゲンの検出にも用いられる方法です。

◇タマネギ由来DNAのアガロース電気泳動◇
タマネギからDNAを抽出した後、電気泳動装置(ミューピッド)に掛けて分離させ、分子量の大きさや泳動パターンなどを観察しました。

マイナス電荷の核酸は、通電すると対極のプラスに移動し、分子量の小さい(塩基配列が短い)ものほど早く移動します。
◇PCR法による機能遺伝子の増幅◇

THP-1から抽出したDNAを、プライマーやDNAポリメラーゼなどの試薬と混合し、サーマルサイクラーで増幅させる実験をおこないました。(すみません、実験の画像はありません)

サーマルサイクラーは、温度の変化のみで特定の遺伝子断片を増幅させる機器で、温度・時間・増幅させるサイクル数をプログラムして使用します。





◆◆食品工学分野◆◆

◇乾燥による食品中の水分調整◇-乾燥機構と乾燥特性曲線-

固形食品の赤外線乾燥を行い、質量(含水率)の経時変化から乾燥速度を求め、乾燥特性曲線を作成して乾燥機構を考察しました。

モデル食品には、濃度を変化させた水溶液を含浸させた高野豆腐を用います。


赤外線加熱天秤で測定した質量を関数電卓やExcelを使いグラフを作成し、溶液濃度と恒率乾燥速度・限界含水率との相関性などを考察しました。
溶液濃度は、乾燥に対してどのように影響するでしょうか?

◇出涸らし茶葉(茶殻)の粗ポリフェノールの抽出◇

ポリフェノール量の分析に使われるフォーリンチオカルト法(1年次の食品化学・分析学実験でてきましたね^^)を用いて、出がらし茶葉を真空凍結乾燥したものから粗ポリフェノールを抽出します。

飲み終わった茶殻にもまだまだポリフェノールは残存します。

有効利用の観点からも抽出特性を把握することは重要ですね(*‘∀‘)

溶媒:蒸留水とエタノール水溶液(モル分率0.1)

フォーリンチオカルト試薬を入れると発色が始まるので、ボルテックスミキサーで10秒攪拌します。その後吸光度を測定し粗ポリフェノール濃度を求めます。

抽出量の経時変化の曲線📈から鏡を使用して接線を引き、初期抽出速度を求めます。
初期抽出速度を縦軸、絶対温度の逆数を翌軸にプロットし、傾きから活性化エネルギーを求めます。
(アレニウスプロット)

3年次の学生さんにとって、『食品生物化学・工学実験』は在学中に学年全体でおこなう最後の実験となりますが、みなさんとても真剣に取り組んでいました。
今後は各自でテーマを見つけてゼミでも充実した時間が過ごせるとよいですね☺
長くなりましたが、お付き合いいただきありがとうございました👋

■学科事務室■


2022年6月4日土曜日

『 OPEN CAMPUS 2022』 ご来場ありがとうございました!

みなさん、こんにちは!

本日は5月29日(日)に実施されました第1回オープンキャンパスの様子をお届けいたします。

日本大学 生物資源科学部では 、2023年度からの組織変更に伴い『食品開発学科』がスタートすることとなりました。『食品生命学科』共々よろしくお願いいたします。

それでは研究室ツアーの方に参りましょう(^^)/

当学科の研究室では、さまざまな『食』に関わる研究がおこなわれています。

クラフトビール醸造所と共同開発した菊芋ビール









菊芋には血糖値の急上昇を抑えたり腸内環境を整える作用があるイヌリンが豊富に含まれており、近年食品素材としても使われることも増えています。

『食品生命機能学研究室』にお邪魔しました👣

こちらの研究室では、“腸内細菌と腸管免疫の関係性“や、“アレルギーや感染症などの予防”などをテーマとして研究が進められています。

当日はヨーグルトの中の乳酸菌や、マウスの糞便に含まれる腸内細菌を顕微鏡で観察していただきました。



『食品創成科学研究室』では、加熱するよりも食品の栄養成分や色・香り等の品質をより残すことができる圧力処理の研究などをおこなっています。

タンパク質の可溶化などを説明中
学生さんがジャムを製造中で、よい香りが漂ってました🍊
研究室には様々な装置があって楽しいですね♪

食品の安全性向上のため微生物の研究などをおこなっている『食品衛生学研究室』や、

香りが生体機能に及ぼす影響などを研究している『食品栄養学研究室』など、当学科ではさまざまな分野の研究がおこなわれています。


こちらは『食品生命工学研究室』にて、4年次の学生さんのサポートでバターの製造をおこなっているところです。
撮影へのご協力、誠にありがとうございました😊
みんなでシャカシャカ\(^^)\
動画(倍速)

水切りしたら完成です!

当学科の研究室の雰囲気はいかがでしたでしょうか。
少しでも受験生の皆さまのご参考になりましたら幸いです。

第2回オープンキャンパスは、8月6 (土),7日 (日)を予定しております。
よろしければ遊びにいらしてくださいね!

■学科事務室■

2022年5月25日水曜日

学術研究会  牛乳からモッツァレラチーズを作ろう!!を見学してきました☆

こんにちは✋

5月も後半になり、だんだん気温を上がり汗ばむ季節になってきました。

皆さん、元気にお過ごしでしょうか😊

今回は、本学科の学術研究会の皆さんの活動を少しご紹介したいと思います。

学術研究会は、本年度も多くの新入生の皆さんが入部され、なんと150名超の大所帯となっています。

研究発表はもちろん、グミ、味噌、ソーセージ作り、工場見学等、とても充実した活動をされています。(グミって手作りできるのですね、すごい!)

ご興味のある方はInstagram(@shokusei.gakujutsu)で詳しい活動内容等をご覧いただけます。

さて、5月24日に”牛乳からモッツァレラチーズを作ろう!!”にお邪魔いたしました。

モッツァレラチーズは牛乳、穀物酢などの酸を添加して作ることができるそうです!

意外とシンプルな材料なのですね。

今回は、穀物酢を添加する場合とレンネット(凝乳酵素)を添加する場合の2種類の作り方で実験です。

では、部長に作り方を教えてもらったので、写真とともにざっくりと手順をご紹介👊

〈材料〉(4人分)

・牛乳(ノンホモ低温殺菌)……1000cc

・穀物酢……50cc

〈器具〉

・鍋(牛乳用+熱湯用)×2

・温度計×1

・ヘラ×2

・大きめのボウル×1

・ザル×1

・キッチンペーパー1枚

・耐熱手袋と軍手(あれば)×2

〈作り方〉

下準備:鍋に200~300ccの水(分量外)を入れ、火にかけて約90℃の熱湯を用意する。

1. 牛乳をあたためる


牛乳を鍋に入れて火にかけ、泡立たないようにゆっくり混ぜながら、63~65℃になるまであたためます。適温になったらすぐに火を止める。


2.お酢を入れて混ぜる


お酢を入れて鍋を泡立てないよう、ゆっくりかき混ぜる。

固形分と液体(ホエー)に分離しはじめるので、固形分がしっかりまとまるまで1~2分混ぜる。

3.ザルで漉す

ボウルにザルを重ね、鍋の中身をゆっくり注ぎ入れる。

漉された固形分をモッツァレラチーズ作りに使用する。

4.熱湯を注ぐ

ボウルにこした固形分を入れ、熱湯をそっと注ぎ入れる。

5.練り上げる

ヘラを2本使って、折りたたむようにしながら練り、粘りと弾力を出す。

軍手と耐熱手袋があれば、重ねて着用し、ときどきチーズを両手で持って伸ばしながら練る。練るほどに水分が抜けて弾力のあるチーズになる。

ここでポイント!

チーズは熱湯の中で練り上げる。

熱湯が冷めてきたら、熱湯を入れ替えて温度を80~90℃に前後保つこと。

6.手で引きちぎる 👀やけどに注意

チーズに粘りが出てきたら、手でチーズをつかみ、お好みの大きさに引きちぎる。

親指と人差し指で輪を作り、チーズを押し出すようにしてちぎると簡単。

7.氷水に浸ける

氷水にモッツァレラチーズを浸し、冷めたら完成。

8.冷やして完成

以上です!

おうち時間を楽しむのに良さそう✨ということで、今回はここまで。

学術研究会では、いろいろ楽しい活動をしています。

ぜひとも、Instagramで活動をチェックしてみてください。

随時、新規入会者募集しているみたいです!

(学科事務室)

2022年4月15日金曜日

キャンパスツアー♪

みなさん、こんにちは!

今回は、1年次前期選択科目『食品生命学入門』の一環としておこなわれました、キャンパスツアーの様子をお届けします。

この科目では、当学科に関連する社会・産業分野などを、アクティブラーニングを通して学修し、4年間のキャリアデザインを確立することを目的としています。

初回は、在学中に必要となるキャンパスの施設を学科の先生方が先導し、グループ毎に巡ります👣👣

なんと東京ドーム約12個分の広大なキャンパス!

(チェックポイント✔)
①当学科の研究室・実験室・事務室などがある12号館
②12号館1階の就職支援センター(ローソンの並び)
③本館🏢。入退構の際に通る建物で、大・中講堂や授業で使用する講義室などがあります。
④学生課・教務課・保健室などがある2号館へ。
キャンパス随一の美しい建物✨
⑤1号館B1購買の立野商店。
店舗前にはカフェテリアがあり、手ごろな値段でランチが楽しめます♪
1号館にはゆうちょATMや写真館もあります。

⑥文献豊富な図書館。
Twitter 日本大学生物資源科学部図書館(@nihonbrs_lib)では新刊の紹介等もされているようです📚 ぜひご活用ください。
図書館に続く途
⑦先端食機能研究センター
https://hp.brs.nihon-u.ac.jp/~ffront/concept.htmlと、

2.3年次の食品製造実習でお世話になる食品加工実習センター
https://www.brs.nihon-u.ac.jp/facilities/fplc/
こちらで製造されるソーセージ類は、メールオーダーも可能です^^

少し肌寒い日でしたが、1年生のみなさんおつかれさまでした。
今回のキャンパスツアーでは、時間の制約もありほんの一部を紹介するに留まりましたが、ぜひご自身でお気に入りの場所など発掘してみてくださいね!

それではまた👋

◇学科事務室◇

2022年4月4日月曜日

㊗ご入学おめでとうございます!

みなさん、こんにちは!

食品生命学科では、今年度153名の新入学生をお迎えしました。

みなさんがこれから安心して、充実したキャンパスライフを送ることができるようにサポートしていきたいと思います✨

新入生ガイダンスの様子です
若干緊張気味でしょうか...

親元を離れて、慣れない一人暮らしで心細かったり、判らない事がたくさんあると思います。*・・*?

何か心配なことがある時は、いつでも12号館5階の学科事務室に相談してくださいね。

在校生のみなさまも、引き続きよろしくお願いします!!
季節の変わり目で『春バテ』しないように、睡眠・食事など体調管理にご留意くださいね。

今年度は、コロナで中止を余儀なくされた、いろいろな行事ができることを願っています🙌

◇学科事務室◇