2022年9月13日火曜日

☆実習紹介☆基礎食品製造実習Ⅰ(水産)

みなさん、こんにちは。

本日は先日実施されました基礎食品製造実習Ⅰ(水産)の様子をお伝えいたします。

初日の会場は横浜市中央卸売市場です。

横浜駅からほど近い抜群の立地
みなとみらいも綺麗です
横浜魚市場卸協同組合の方がお出迎えくださり、早速市場内をご案内いただきました。










美味しそうな海鮮がいっぱいです。どのように調理され提供されるのでしょう🐟
ふぐはショウサイフグというそうです。かわいいですね。

見学のあとは、講義で市場の商品流通や現況について学びました。
市場水産部の取扱量は年々低下しており、市場再生のために様々な取り組みが行われているそうです。
鈴廣かまぼこの講師の方からは、かまぼこの歴史やゲル化をおこす仕組みなど、製造実習でも大変ためになるお話を伺いました。

良質なたんぱく源であるかまぼこを、毎日の食事でもっと楽しみたいですね🐟🍥
みなさま、いろいろとお世話になりました。

翌日からは、学内での実習となります。
今年度も待ってました。先生、手ぬぐいがほんとうにお似合いです!
はい、プロの技!
かまぼこ・ちくわの製造
計量した後、半解凍したすり身をフードプロセッサーですり潰します。

塩やみりん・デンプンなどを入れて更に練り上げます。
調味料などを加えて練り上げる撹拌工程は擂潰(らいかい)とよばれます。

まな板に薄く伸ばし、板に成形します。分量の目安は、ディッシャーにワンスクープです。


坐りなしはそのまま蒸し器へ。坐りの行程を加えるものは、60℃のインキュベーターでゲル化させた後に蒸します。

坐りはぷりっとした食感や歯ごたえの元となり、非常に大切な行程の一つのようです。

ちなみに弾力のことは『足』と呼ばれるそうです。

ちくわの材料はかまぼことあまり変わりませんが、乾燥卵白が加わります。
かまぼこよりも更に薄くのばしてから、竹の櫛に巻き付けます。

こちらは坐りの工程はなく、成形後すぐに蒸した後ホットプレートで焼き目をつけます。
 
完成です!おいしそうですね~
 

お約束ありがとうございます(^_^)

官能検査やL-グルタミン酸の測定などもおこないました。

異なる市販製品を色味や味わい(塩味・旨みなど)・食感(歯ごたえ・ぼそぼそ感)から評価しました。

前日に製造したかまぼこの抽出液と測定キットの試薬を混和させ、分光光度計で測定した吸光度から試料中のL-グルタミン酸濃度を定量します。

測定結果と原材料表示・官能検査の結果を合わせて考察しました。
 
 
実習の様子をお楽しみいただけましたでしょうか。
それではまた!

■学科事務室■