2021年10月26日火曜日

基礎食品製造実習Ⅲ(研究・発酵)のご紹介!

皆さんこんにちは!

近頃はひんやりと澄んだ空気が感じられる季節になりましたね🍁

さて今回は、夏休み中に3年生を対象に実施された「基礎食品製造実習Ⅲ(研究・発酵)」についてご紹介します♪

「基礎食品製造実習Ⅲ」では、食品の機能性研究や分析研究等を学ぶ食品科学研究分野と、発酵食品の製造分野の二つに分かれて実習を行います。

………

まずは、「研究」分野の実習の様子をご紹介します。

この実習では、食品の健康維持・増進効果とのかかわりについて学び、食品栄養・機能の観点から食品を幅広く考えることを目的としています。

研究機関への訪問やセミナーを通して先端研究について知見を深めることができるため、大学院進学や研究職を目指す学生さんにもおすすめの実習です♪


公益財団法人 実験動物中央研究所への訪問

  
現地では、動物実験に関する講義や、研究所内の見学を行いました。


大学院生・教員・卒業生(研究職)による講義

 
食品生命学科の大学院生や教員による研究紹介を行いました。
また、現在企業研究や商品企画担当として勤務している卒業生からは、在学時代の話~仕事のことについて講演していただきました。


実習報告会

 
参加学生によるプレゼン発表を行いました。
実習を通して学んだことや、今後卒業研究などを行う際に事前に準備しておきたいことなど、一人一人が真摯に発表に取り組んでいました。


そのほか、写真にはありませんが、国立研究開発法人 農業・食品産業技術総合研究機構 食品部門の方によるオンラインセミナー等も行いました。

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続いて、「発酵」分野の実習の様子をご紹介します!

この実習では、農産物等を原料とした発酵食品を製造することで、製造原理や安全管理について理解を深めることを目的としています。


味噌の製造

浸漬・煮沸をしたすりつぶす前の大豆です。ふっくらつやつや!

 
マッシャーを用いてすりつぶします。
麹と塩を加え、空気が入らないように保存容器へ入れ熟成させます。
麹菌が死んでしまわないよう大豆の温度に気を付けます。


味噌中の塩分量・イソフラボン含量の測定

 
以前実習で製造した味噌、今回製造した味噌を用いてHPLC分析にて成分の測定を行います。

測定結果を整理して検量線を作成。味噌に含まれるイソフラボン量が算出できます。


食品製造実習は、ただ製造しておしまいではありません。
成分分析や異なる条件での比較検討等を行うことで、加工食品についてより理解を深めることができます(^^♪

………

以上、基礎食品製造実習Ⅲ(研究・発酵)のご紹介でした✨

皆さん風邪をひかないよう気を付けてお過ごしくださいね!




◇◇学科事務室◇◇

2021年10月5日火曜日

基礎食品製造実習Ⅰ(水産・乳)のご紹介!

皆さんこんにちは!

今回は、2年生を対象に夏休み中に行われた「基礎食品製造実習Ⅰ(水産・乳)」についてご紹介します✨

「基礎食品製造実習Ⅰ」では、水産加工品製造の分野と、乳製品製造の分野の2つに分かれて実習を行います。

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まずは、水産加工品(かまぼことちくわ)の製造の様子をご覧ください🐟


かまぼこの製造

  
まずは冷凍のすり身を使用して肉糊の調整を行います。

  
付け包丁を用いてかまぼこ板に盛り付けていきます。

きれいに形成するのに苦戦していました(^^;)



  
80~90℃の蒸し器で30分蒸したもの、60℃のインキュベーターで60分間加熱したものと2種類の条件を設定しました。
加熱温度の異なるかまぼこはどのような違いがみられるのか考察します。


ちくわの製造

  
  
ちくわ製造の様子です。
こちらも竹の櫛に付けるのが難しそうでしたが、きれいな出来上がりですね😄


製造のほかにも、市販のかまぼこの特性を評価するためにグルタミン酸濃度を測定したり、硬さの測定を行いました。
最後に実験データのまとめやレポート作成をして無事に実習を終えました♪



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続いて、乳製品(ヨーグルト、カッテージチーズ、バター)の製造についてご紹介します!

こちらの実習では、乳業メーカーで長年ご活躍されていた方を講師としてお招きし、貴重なお話と技術を教えていただきました。


 
講師の先生に酪農・乳業に関する講義をしていただきました。
また、数種類の市販の牛乳や特殊な乳製品を比較検討しました。


ヨーグルトの製造

 
 
市販の牛乳にヨーグルトを種菌として添加し、ヨーグルトの製造を行いました。


カッテージチーズの製造

 
こちらは市販の低脂肪牛乳を加熱し、酸を加えます。

 
凝乳したものを濾したらカッテージチーズの完成です!


バターの製造

 
生クリームを入れた容器を振り続けると個体と液体に分かれ、バターが完成しました!
残った液体の方はバターミルクと呼ばれるそうです。



 
最終日は「新しい乳製品の提案」として、班ごとにプレゼン発表を行いました。
購買層や時代のニーズを考えてそれぞれ商品が編み出されました。
質疑応答も積極的に行い、真剣に取り組む様子が伝わってきました✨


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以上、基礎食品製造実習Ⅰ(水産・乳)のご紹介でした!

2年生の皆さん、暑い中お疲れ様でした(^^♪
後期の授業も頑張りましょうね!



◇◇学科事務室◇◇

2021年9月7日火曜日

食品製造実習(ソーセージの製造)が行われました!

 皆さんこんにちは!

最近はすっかり暑さも和らいで秋の気配が感じられますね🍂


さて今回は、夏休み中に行われた食品製造実習(3年次必修科目)についてご紹介します♪

この実習は大学内のJAS認定工場である「食品加工実習センター」にて行われます。

(食品加工実習センターについては下記のURLから詳細をご覧いただけます!)

👉https://www.brs.nihon-u.ac.jp/facilities/fplc/



実習の目的としては、①食品づくりに必要な原料や製造工程の管理、製造方法とその技術、衛生管理の方法を身に付けること、②製造、官能検査や安全管理について実践的な実習を行うことにより、食品工場における安全管理の重要性を理解すること、を掲げています。


それでは早速実習の様子をご覧ください😋


       
原料の肉塊をカットします。
普段はなかなか見ることのない大きさですね!


     
温度管理も重要です。


    
カットした肉をミンチ状にしていきます。


  
さらにカッターで肉を細かくし、調味料等と混ぜ合わせます。
今回から新しい機械を導入したそうですよ(^^♪


  
  
混ぜ合わせた肉を充填機に入れ、充填を行います。
コツをつかむまでは肉がはみ出てしまったりと難しいようです( *´艸`)


残念ながら完成した様子の写真はありませんが、官能評価や弾力の測定なども行っています。
◇◆◇

実習を通して、食品業界で働くイメージがより持ちやすくなったのではないでしょうか(^^♪
このように整った設備・施設が利用できるところも食品生命学科の魅力ですね✨


3年生の皆さん、暑い中お疲れ様でした☆彡


◇◇学科事務室◇◇